Boost.勉強会 #19 東京 に行ってきた

C++ まったく書いてないけどなぜか Boost.勉強会 #19 東京 に行ってきたよ。
C++ の最近の動向に軽く触れる感じでゆるーく感想書いてく。C++ よくわかってないのでよくわからない感想しか書けません。

Boostライブラリ一周の旅 1.59.0-1.60.0 - @

資料: http://www.slideshare.net/faithandbrave/boost-tour-1600
資料(マージ版): http://www.slideshare.net/faithandbrave/boost-tour-1600-merge

いつものやつ。
Boost.Test v3 で Power Assert 入ったのだいぶ強そうだった。

Effective Modern C++C++ Core Guidelines - @

資料: http://www.slideshare.net/ShintarouOkada/boost19-effective-modern-cc-core-guidelines

Effective Modern C++ 邦訳版を査読した話と、CppCoreGuidelines の話。
査読報酬で具体的な話が聞けたのだいぶ良さがあった。
CppCoreGuidelines は lint を提供することを想定しているとのことで、使えるようになったらとても便利そう。
詳しくない言語を書くとき、良い書き方なのかいつも気にしながら書こうとしてしまうのでそれだけでかなり時間がかかってしまうのだけど、lint があると安心して書いていけそう。

SIMD のゆるい話 - @

資料: http://www.slideshare.net/krustf/avx-simd

ゆるい話…なるほどわからん、という感じだった。すまぬ。

「女性のためのC++コミュニティ Ladies++ meetup #1」の紹介 - @

資料: http://www.slideshare.net/cocodrips/c-ladies

女性のためのC++コミュニティ Ladies++ meetup #1 の紹介。
コミュニティが始まったばかりで人脈があまりないので女性 C++er を紹介して欲しいとのことです。

クロスプラットフォームマルチメディアライブラリSDL2の紹介 - @

資料: http://www.slideshare.net/nyaocat/sdl2

SDL2 の紹介。

いつの間にかライセンスが zlib になっていたのと、Emscripten でブラウザにも対応していたの知らなかった。

クソザコ鳥頭が非順序連想コンテナに入門してみた - @

資料: http://www.slideshare.net/kariya_mitsuru/ss-55842496

非順序連想コンテナが仕様である処理時間を定数時間にするための実装の苦労がおもしろかった。

expectedによるエラーハンドリング - @

資料: http://www.slideshare.net/faithandbrave/error-handling-using-expected

expected の紹介。
Haskell の Either に成功/失敗の明確な意味を持たせたものと解釈した。
単に成功値か失敗値が欲しいというだけなら、variant でも目的は達成できるのかもしれないけど、インターフェースが成功/失敗に特化して作ってあるし、何より明確な意味があるのは便利。

Boost.Configについて - @

資料: http://www.flast.jp/article/boost-19-tokyo/index.html

コンパイラC++ のバージョンの差異を吸収するための中の人が使うライブラリの話。
なんというかやはり苦労してるんだな…という感じ。

メモリモデル再入門 - @

資料: https://docs.google.com/presentation/d/1ClVZvXo8lj7TE66hZ0eqNyVc1DBcRciJRXUxukhOb2k/pub#slide=id.p

スレッドとか Data Race とかの話。誰でもわかる基本的な例から徐々に複雑な例にしていく解説が上手いなと思った。
なかなか面白い話だったのでスライド最後まで完成させてほしかった…。

全体的な感想

割とわからないことだらけかなーとも思ってたけど、面白いセッションも結構あって良かった。
相変わらず C++ 書く機会ないですが、C++ は割と好きな言語なのでまた機会があれば参加したいです。