関西Ruby会議2017に行ってきた

関西Ruby会議2017に行ってきたのでいつものようにざっくり感想を。

スポンサーセッション - 株式会社Agileware

テストコードがないと push できないようにしたり、パフォーマンステストの自動化をしているのがとても良さそう。

具体的にどうやっているのか、気になった。テストコード必須はカバレッジかな?

基調講演 株式会社クリアコード - 須藤功平

発表資料: https://slide.rabbit-shocker.org/authors/kou/kansai-rubykaigi-2017/

OSSをやることがビジネスとして成り立つ。

実際、イケてる会社は OSS をやっているように感じるし、それによってイケてる人材が入っていってるように思う。あくまで印象だけど。

Ruby にはフルタイムコミッタというのもいるし、そういうのが成り立つのは素晴らしい。

Rubyでデータサイエンスを行うための取り組み - kozo2

発表資料: https://github.com/sciruby-jp/ruby-datascience-examples/blob/master/Ruby%E3%81%A7%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%8F%96%E3%82%8A%E7%B5%84%E3%81%BF.pdf

興味がなかったわけではないのだけど、朝早かったのもあり、途中で意識が途切れ途切れに…。

発表の本筋とはすこしずれるが、話で出てきた Apache Arrow が気になった。

エンタープライズRubyOnRails エンプラでぶち当たった2つの壁と突破法 - 田中宏

エンタープライスはやったことがないので、その定義からしてどういうものなのか全く理解していない…。

メンバー10人中経験者は1人だけ、というのは、エンタープライズの特徴なんだろうか? まったくわからない…。

わからないけど、自動化がんばってたのはすごい。

ところで一次データが Excel なの、差分取りづらそうだしコンフリクト起きまくりそうだけど大丈夫なんだろうか。わからない…。

Rubygem開発の流儀 - joker1007

発表資料: https://speakerdeck.com/joker1007/rubygemkai-fa-falseliu-yi

よくある gem を作る手順の話ではなく、どのような gem を作るかの話。

Vim プラグインを作る際にも、ほぼ同じ話が適用できるし、実際のところ私もよく意識している。

ただ私は、性格上最初からフル機能で作ろうとしてしまうことが割とあり、そこは反省したい…だから全然リリースできないんだ…。

コミュニティ文化の取り込みとその機会で得た知見 - muryoimpl

社内コミュニティは、作ったあと、どうやって参加してもらうのか、というところがとても難しそう。

強制するものではないし、強制して反発されてしまっては元も子もない。そこをどうやっているのか気になった。

Rubyistと技術記事 ~なぜ書くの?どう書くの?何が起きるの?~ - 伊藤淳一

発表資料: https://speakerdeck.com/jnchito/number-kanrk2017

読者ファーストの視点は私にはあまりなかった。この記事にもない。そもそも感想羅列してるだけだし…。

少なくとも感想記事の場合はあえて読者視点なくして書いていたりもする。わかりやすく内容をまとめる能力がないことは自分でわかっているので。

技術記事書くときは意識してみたいところ。ところで最近技術記事自体全然書けてないので、まずは書くところからだ…。

「CoderDojo」を支えるRails CMSの活用事例 - yasulab

発表資料: https://speakerdeck.com/yasulab/coderdojo-wozhi-eru-rails-cms-falsehuo-yong-shi-li

CoderDojo の存在を今回初めて知りました。こんだけ世界に広がってるのに知らなかったとは…。

内容は具体的な事例で、Scrivito の紹介とも取れるが、私としては、どのようにエンジニア以外に負荷を分散していくか、という話だと受け取った。

エンジニアの負荷を減らす仕事は本当に大事。自動化できるのが一番だけど、このように移譲も十分有効な手段。やっていきたい。

スポンサーセッション - 株式会社 Ruby開発

素直に会社紹介。関西の人向けのアピールだったので、東京から参加した私としては、そうなのかーみたいな感じだった。

基調講演 18年でRubyから学んだこと - 増井雄一郎

発表資料: https://speakerdeck.com/masuidrive/18nian-derubykaraxue-ndakoto-guan-xi-rubyhui-yi-2017

最初に増井さん自身が言っていたように、「役に立たない話」。

増井さんの個人的な人生の話だった。ぶっとんだ話が多くてすごい。

最後に Ruby は軸として締め括ったけど、私の場合はここでいう軸は「Vim」になるのだろうなー。

実際どの言語をやるにもまずは Vim なので、作業の意味でも軸として機能している感じ。

懇親会

IT 系勉強会の本番は懇親会なので、懇親会にも参加。

懇親会の中で、LT 大会が開催された。発表したい人が適当に発表していくスタイルだったが、LT 大会の開始から懇親会の終了まで、途切れることなく LT が続いて、熱量の高さを感じた。

久々に会えた人や、今回(たぶん)初めて会えた人とかもいて、行って良かった。顔を覚えるのが苦手なので次会う時までに覚えていられるかがかなり自信ないけども。(下手すると実は今回初めてではない可能性の人も…)

Fablic.vim #1 に行ってきた

Fablic.vim #1 に行ってきたよ。

イベントの詳しい内容は公式レポートに譲って、個人的な感想などを。

ピザ

まずは開始前にピザを頂きつつアイスブレイク。ピザおいしい。

本編

最前列の見やすい席で聴講。ゲーム系のプラグインで盛り上がった。最近作ってないのでまた作りたいなぁ。

飛び込みの発表が割とあったのも良かった。少人数なのもあって、そういうのがやりやすい空気。ハードル低いのよい(発表者のレベルは高かったので本当にハードルが低いかはちょっとわからないけど)。

懇親会

最初にピザを食べたけど、発表が一通り終わった後にも追いピザが来てとても良かった。これは最初早めに開始して、最初のピザが完食された後に本編に来た人がピザ食べられなくて大変残念だったので、急遽追加で用意されたもの。柔軟な対応と配慮が行われて大変素晴らしかった。

私はと言うと、puyo.vim のデモの流れで、@rbtnn さんぷよぷよテトリスSで対戦して盛り上がった。こういう時に Nintendo Switch は便利すぎる。とても良かった。

次回は7月頃とのことなので、また参加させてもらおうと思います。次は何か発表するかも。というか声がかかる予感がある。何か考えておかないと…。

Meguro.vim #3 を開催した

第3回目の開催となった Meguro.vim #3 を開催したよ。簡単に振り返り。

ランチ

カレーを食べました。

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本編

割とぐだぐだに始まってしまったのが反省点。途中で自己紹介タイムを挟むことに。

全体的に、みんな自由に作業したり雑談したりできていたみたいで、雰囲気はとてもよかったと思う。この感じでやっていきたい。

途中、キーボード談義が発生して皆さんキーボードについてアツく語っていてとてもよかった。

会の最中に、遠隔地にいる @ttk_vim さんに、Meguro.vim のロゴを作ってもらった。かっこいい!本当にありがとうございます!

ばんごはん

中華を食べました。

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確か9人くらいが参加。

ふり返り

今回こそ、ふり返りを実施しました。

https://github.com/thinca/Meguro.vim/issues/1

各位コメントを書いていく形式です。どなたでも参加可能です。宣伝されてなくてイベントの存在を知れずに参加できなかった、とか書いても大丈夫です。(実際どれくらいいるのか気になる)

次回

次回は 7 月頃を予定してます。一応具体的な日も決まっているけど確定ではないのでここには書かないでおく。

ElixirConf Japan 2017 に行ってきた

ElixirConf Japan 2017 に行ってきたよ。

最初に書いておくと、私は Elixir に関しては全く書いたことがなく、Erlang についても遥か昔にちょっとだけ触って、今は忘却の彼方という感じ。 さすがに行く前にチュートリアルくらいやっておくか、と思ってたのだけど、結局時間が作れなくてできずじまい…。

何しに行ったんだよ感がすごいけど、まあ色々と縁があったのでお邪魔しました。

感想を書くけど、こういうレベルなので適当なことや的外れなことを書いてると思う(いつものこと)。 (あと特に後半はバッテリー切れによりほとんどメモが取れてないので記憶がやばい。)

「Opening Keynote」 by José Valim

Elixir とはどういった言語なのか、その歴史と、未来の話、だと思う。たぶん。

ゆっくりしゃべってくれて聞きとりやすいと評判の英語だったけど、基本的なリスニング能力がそもそもないのでゆっくりだろうが聞きとれない程度の英語力でした。本当にありがとうございました。

Elixir も英語もわからないなりに聞いた感じ、型システムの導入を検討している点が興味深かった。型システムが入れば Elixir の売りの一つであるメンテナンス性も上がりそうな気がするし、型いいよね。

Phoenix で作るスケーラブルなリアルタイムゲームサーバー」 by hdtkkj

ミクシィのゲーム部門、XFLAG の方の発表。モンストの裏側の話。

Phoenix で作るにしてもやはり苦労ポイントは色々あるようで、なんかよくわからないけどすごそう(小並感)。

実際にサービスで動いているのかという質問に、実はまだ動いてないという回答は色々と察するものがあった。

「Elixir から始める関数型言語」 by tuvistavie

発表資料: http://tuvistavie.com/slides/elixir-fp-intro/

パターンマッチ、末尾再帰最適化、高階関数、イミュータビリティ、そしてイミュータブルな世界でどうやって状態を扱うのか。

最初に書いた通り、Elixir 入門以前みたいな感じなので、チュートリアル的な内容はとても助かった。私の場合、関数型を(ある程度)知っている視点で Elixir の機能を知ることができた。

= がパターンマッチなのはとてもおもしろい。ただ今は型システムがないようなので、型が入るともっと色々できるようになるのかなーと想像した。

「Elixir 導入提案」 by cooldaemon

gumi の CTO の cooldaemon さんが、 Erlang や Elixir とどのように出会い関わってきたか、みたいな話。いや、話の主題はそこではないけども。

SLA 99.9982% というキビしい条件が求められるところ、Erlang なら 99.9999999% が可能、と。Erlang まじすごい。

Erlang 導入したけど変更多い部分は Perl 強要されたり、Scala に浮気したけど Elixir に戻ってきたり、色々あって聞いてておもしろかった。特に Erlang 使いたいがために出世するというのがすごい。

というわけで gumi は今後 PythonErlang をやめて Elixir でリプレースしていくらしい。すばらしい。

「Elixir はリアルタイムWeb に強いというのは本当か?」 by mururu

発表資料: https://speakerdeck.com/mururu/elixirkariarutaimuwebniqiang-i-toiufalsehaben-dang-ka

難しくて完全に雰囲気で聞いてた…。プロセス可視化のやつが見た目すごそうな雰囲気出ててよかった。

Rubyist |> (^o^) |> Alchemist 〜Elixirの採用からサービス稼動までの記録〜」 by ohr486

発表資料: https://www.slideshare.net/ohr486/elixirconfjapan2017sessionohr486

どのようにしてチームに Elixir を導入するか。教育の手法などの話。

かなり具体的な実務的な内容で、これから Elixir を採用しようと思ったチームにとってすごく参考になりそうな話だった。

個人的にはそういった立場にないのでアレだけど、並列に動くように書けるか、とか、テストなんかの話もあったので個人で何かやる場合にも参考にできそう。

「ニコニコを支えるErlang/Elixir 〜 大規模運用して初めて見えたアレやコレ」 by kojingharang

発表資料: http://niconare.nicovideo.jp/watch/kn2397

ドワンゴの Elixir の導入規模がやばくて会場(TL)がどよめく。全体的にやってることが大規模かつ高レベルで、ただただすごいなーという感想だった。

なんか今発表資料見たら当日使われてなかった(収まらなかった?)ページが最後の方にあった。ツールちゃんと作ってるのもさすがだし見習いたい。

LT: 「Why did we decide to start using Elixir?」 by ma2ge

発表資料: https://speakerdeck.com/ma2gedev/why-we-decided-to-start-using-elixir

なぜ Elixir を使うのか、という問いに対して 3 つの理由を挙げている。

実際にはこれ、Elixir に限らずあらゆるものに対して適用できそうな理由なので、なぜ Elixir という問いの答えにはなってなさそうだけど、理由については共感できるものだし私も新しいことやって行きたいと思った。

LT: 「「Surge」 - Amazon DynamoDB for Elixir」 by hirocaster

発表資料: https://speakerdeck.com/hirocaster/surge-amazon-dynamodb-for-elixir

Surge の紹介。この辺りの基礎知識がなさすぎたので、キーワード聞いたら思い出す程度にとどめておこう。

LT: 「初心者のElixir |> Flow,GenStage |> Concurrent MapReduce」 by ovrmrv

発表資料: http://qiita.com/ovrmrw/items/14dc9907c2ec699f849c

Flow を使うと並列処理してくれてすごいらしい。すごい!

逆に言えば、いくら Elixir 使ってもちゃんと意識して書かないと並列にはならないってこと。当然だけど大事。

LT: 「AngulaとElixirの新しい関係」 by isyumi_net

発表資料: https://www.slideshare.net/ssuserd34c39/angulaelixir

Vim の設定が大変だった部分がどう大変だったのかが気になりすぎて他のことを覚えていない。ごめん。(単にフロントエンドよくわかってないというのもある)

LT: 「Elixirでbotkitを倒す」 by ne_sachirou

倒せなかったらしい…。

Botkit と Hedwig を比較した。Botkit は速いけど安全じゃない。Hedwig は、速くはないが安全。

LT: 「APIサーバーとしてのCowboy」 by hayabusa333

軽量サーバ Cowboy の紹介。そもそも Phoenix の内側で使われているのが Cowboy らしい。私なんかはそもそも Phoenix が Web フレームワークだということをこの日に知った感じなのでとてもアレ。

LT: 「Elixir client from OpenAPI(Swagger) definition」 by niku_name

発表資料: http://slide.rabbit-shocker.org/authors/niku/elixir-conf-japan-2017-04-01-lt/

Elixir 用の OpenAPI のアレ。Swagger はちょっと触ったことあるけど、あれいいですね。Elixir でも使えるというのはとてもよい。

LT特別枠(15分): Erlang and Elixir Factory SF Bay 2017 参加報告」 by jj1bdx

発表資料: https://speakerdeck.com/jj1bdx/erlang-and-elixir-factory-sf-bay-area-2017-can-jia-bao-gao

当然(?)ながら、私はこの Erlang and Elixir Factory というもの自体知らないわけなんだけど、いやはや会議日程がすごい。トレーニングやばい。

で、恐らく一番伝えたかったのは最後のスライド。「日本の皆さんもすごい成果出しているので発表しましょう!」

私も分野は違えど何かしてもあまり発表とかしたがらない人なので(あまり大したことはできてないけど)、割と他人事ではない気もしつつもうぐぐ…英語~。

「クロージング Keynote」 by Voluntas

発表資料: https://gist.github.com/voluntas/81ab2fe15372c9c67f3e0b12b3f534fa

ここまで、Erlang VM つよい!すごい!みたいな話が多かったけど、まあ当然いいことづくめってわけにも行かないわけで。欠点も知っておきつつ、長所が活きる場所で使う。そのために欠点の部分もちゃんとカバーされていたのはとてもよかった。

特に技術の dis って(今回のは別に dis ではないけど)、本当にその技術に精通している人だからこそできるものだと思う。最後にこの話が聞けてよかった。

まとめ的なやつ

ほぼ知識ゼロで参加したけど、全体を通して、Erlang VM はとにかく堅牢性が高い、落ちない、そしてとっつきづらい文法の Erlang にかわって、書きやすくメンテナンスしやすい言語として Elixir があるということがとても伝わってきた。

Erlang や Elixir が注目されている理由について今までピンと来ていなかったので、そこがわかっただけでもだいぶ収穫だった。

未経験で、場違いなんだろうなーとドキドキしながら参加して、実際場違い感はあったけど、思い切って参加してよかった。来年までにはチュートリアルやっておきます。

Meguro.vim #2 リベンジを開催した

Meguro.vim #2 リベンジなるイベントを開催したので、簡単にレポートっぽい何かを。

元々は 2/25 に Meguro.vim #2 が開催予定だったのだけど、私が風邪を引いてしまい開催できなかった…参加登録してくれた方には申し訳なかった…。というわけで、仕切り直して 3/25 に #2 リベンジという形でなんとか無事開催!

本編

今回はたまたま Osaka.vim #9 at Kobe が同じ日に開催されており、Lingr でお互い挨拶した結果、その場のノリでお互いの会場を 無駄に Google ハングアウトで繋ぐことに。こうしてサテライト会場っぽい感じになってとてもよかった。 どちらももくもく会だったので、もくもくしたりたまに発生する雑談の様子などをお互いに見ることができてとても良かった。別の機会でもできそう。もっとやって行きたい。

本編の内容では、duzzle.vim が空前の大ブーム。作られたのはかなり昔だけど、その完成度は高く、絶賛の声が多数。続編も望まれているので、みんなでプレイして続編を待ちましょう。

また、参加者は私を入れて 9 人と多くはなかったのに、事前に知らなかったけど実は(元)同じ会社の人が参加していた、みたいなのが 2 組も発生し、業界狭い事案だった。すごい。

晩ごはん

晩ごはん会は、出席率100%を達成!次回もこの調子で行きたい。あ、参加を強制するとかではなく。

おまけ: 試射会

今回は日程が Splatoon 2 の先行試射会と重なったので、思いきって試射会も一緒にやる形式にしてみた。実際に参加したのは、昼の部はほとんどおらず、ハードを持ってきたも私だけだったけど、夜はそこそこいて、@yysaki さんがハードを持ってきてくれたので大型のテレビとプロジェクタの2面で Splatoon 2 を遊ぶことができた。終了後も 1-2-Switch でかなり盛り上がってかなりよかった。

結果として何人かに布教することができたように思う。計画通り。

振り返り

実は終了後にアンケートも兼ねて任意参加で参加者みんなで KPT をやろうと思っていたのだけど、気付いたら月曜で今さらみんなに書いてくださいって言いづらくなってしまったので、反省。次回はちゃんと終わったあとまで考えて準備しないと。

あと、この記事自体書くのが遅すぎる。遅くても翌日には書きたいところ。この辺りも次回の課題。

大江戸Ruby会議 06 に行ってきた

元々行く予定は特になかったのだけど、ujihisa さんに誘われて前日に行くことを決定。枠に余裕があってよかった。

というわけで大江戸Ruby会議 06 に行ってきたよ。いつも通り雑にゆるい感想を。

Docker時代の分散RSpec環境の作り方 - @joker1007

資料: https://speakerdeck.com/joker1007/dockershi-dai-falsefen-san-rspechuan-jing-falsezuo-rifang

Docker で CI の時間を 1/3 にした話。実践的な内容で、すぐ試したくなる。

懇親会で気になっていた点を 2 点ほど聞いてみた。

カバレッジの集約をどうしているのか、という点は、カバレッジについても分割して統合する仕組みがすでにあるらしく、それでよしなにしているみたい。

もう 1 つ、どういう単位で分割をしているのか、という点については、今は適当にディレクトリ単位とかでやっているらしい。がんばれば過去の実績からいい感じで分割はできるはずだし実際そういうのもあるらしいのだけど、そこまでやらなくてもとりあえず成果が出たので今はそこまでやってないのだとか。実際そこまでやろうとするとコストも上がるだろうし、バランスってことでしょうね。参考になる。

My Open Source Journey - @JuanitoFatas

資料: https://speakerdeck.com/juanitofatas/my-open-source-journey

発表者の JuanitoFatas さんは台湾から最近日本に越してきたらしく、英語での発表。 せっかくなのでがんばって聞きとろうとしてみる(聞きとれるとは言っていない)。

内容は、たぶん、オープンソースとの関わり方、みたいな感じだったと思う。私自身オープンソースに関わる身として、関わる人もっと増えるといいなーと思った。ただ私はもっと英語なんとかしないとダメだな(しかしなんとかする気はあまりない)。

Text Editing in Ruby - @shugomaeda

資料: https://github.com/shugo/oedo06

Ruby で書かれたテキストエディタ Textbringer の話を、Textbringer 上で実装されたプレゼンツールで発表。

テキストエディタを作るのって、考慮しないといけないことが無限にあってとても大変そうというイメージがあって、実際に作っているのは本当にすごい(小並感)。

Ruby考古学II 1993-1997 - @keiju_ishitsuka

Ruby の名付け親、石塚さんの発表。当時の様子を知る人によって語られる貴重な Ruby の話。

初期の頃の Ruby は今と全然様相が違っていて、そこから今の形になっていったかと思うと感慨深い。

多相型、推論、Ruby - @soutaro

資料: https://speakerdeck.com/soutaro/duo-xiang-xing-tui-lun-ruby

今の Ruby に型を導入しようとした場合、どのようになるか、という考察。

あちらを立てるとこちらが立たず、という感じで、果たして Ruby の型は実際にはどうなっていくのか、興味深い。

esaRubyistと私 - @ken_c_lo

デザイナの方の発表。こういう方もコミュニティにいるんですね。懐の深さと広さを感じる。

デザイナとして Ruby エンジニアと関わっていった話で、発表者については私は全然存じ上げてなかったのだけど、発表から感謝の気持ちがとても伝わってきて、とてもいい話だった。

Rationalを(もうちょっと)最適化してみた - @tad

地道な最適化の話。毎回 Ruby の関数を呼んでいたところを、C 側で完結させることではやくしたらしい。

こういう地道な貢献がみんなの利便性を高めていると思うので、本当に有り難い。

フルタイムコミッター大戦

フルタイムコミッター4名による早押しクイズ大会。それぞれが問題を作り、残りのメンバーが早押しで答える形式。 早押しボタンに Nintendo Switch のジョイコンを使い、専用の Web アプリケーションで早押し制御する、すごい感じだった。

以下、雑なメモ。用語がマニアックなのと口頭だったのもあって、間違ってたらごめんなさい。出題者と回答者まではメモれなかった…。

  • Q1 RubyにはGCなどの設定を環境変数として渡すことができる。この数を答えよ
  • A1 14個

  • Q2 Ruby の BTS feature 10000 は何?

  • A2 format width and precision with symbol hash

  • Q3 Ruby2.4.0のParseにはいくつの非終端記号が定義されているか

  • A3 166個

  • Q4 yy.lex で読み込みが終了する条件は、ファイル終端、__END__ の他は何?

  • A5 C-z C-d NUL (想定回答)

  • Q5 make ruby make love make great make again 実際に使えないのはどれ?

  • A5 make again

  • Q6 Ruby 3 で導入を目指しているギルドでもっとも困難な問題は?

  • A6 名前付け

  • Q7 Git リポジトリ上で2番目に変更が多いファイルは?

  • A7 io.c

  • Q8 instance_variable_get はキャッシュヒット率が高いが、set_instance_variable のキャッシュヒット率は低い。なぜか?

  • A8 最初は必ず失敗するから

  • Q9 Forwardable で警告が出る件の修正Reject した理由は?

  • A9 respond_to_missing? を再定義していなかったから

  • Q10 Math クラスに一番最近追加されたメソッドは?

  • A10 cbrt

  • Q11 Ruby 2.4.0 のソースツリーの中に .rb ファイルはいくつある?

  • A11 2383 個

問題が濃すぎる…!実際正答が出ずにおまけで正解にしたりする問題が続出した。カオス。

高濃度雑談 - @ujm

資料: https://docs.google.com/presentation/d/1diEe7qYLjkHrjKoPNgyhlLItxV6ahnNgsfXdId0EmNI/edit

Ruby の話かと思いきや、ほぼほぼ Vim の話で、いつも通りすぎてさすがだなーという感じだった。

と思ったら今度は料理の話になって、残り1分コールの時点で残り半分くらいになって怒涛の追い上げで最後まで辿りつくすごい発表だった。すごかった。

Ruby 2.4 Internals - @ko1

Ruby 2.4 で行われた高速化手法についての解説。

Ruby 2.4 で Write Barrier 回りをすごくいい感じにしてとてもはやくなったらしい。すごい。

笹田さんはすごいことをやった。覚えた。

如何にして若き天才コミッタは生まれるのか - @rosylilly

Keynote の sorah さんとの思い出話。

天才ができるにはちゃんと才能を活かせる、育てられる環境が必要みたいな話で、sorah さんがどのような環境で育ってきたのかという話。

言ってしまえば概ね内輪話なのだけど、そこからちゃんと学びがあって、いい話だった。

Keynote - @sora_h

sorah さん自身による半生振り返り。珍しく自慢話します、とのことだったけど、実際自慢に足る内容だった。

全体的にすごかったけど、インターネットを始める話が完全にすごすぎて、なんかもうすごいという感想しか出てこなかった。この感想記事、全体的にすごいしか書いてない。

懇親会

懇親会の枠は、急遽参加を決めたこともあってすでに埋まっていたのだけど、当日枠があったのでなんとか参加できた。セーフ。

Ruby コミュニティのイベントに参加するのってもしかしたら実は多分初な気がして、普段インターネットで見かける Ruby 界隈のすごい人達と実際にお話しできてとても良かった。

個人的にはよく見かけて気になっていた @joker1007 さんとお話しできたのはとてもよかったし、他にも色々懐しい人なんかともお話しできたので本当に良かった。さっきから良かったしか書いてない。つまりまとめると良かった。

全体的な感想

この規模のイベントに参加したのは本当に久しぶりで、いい刺激になったように思う。

最近アウトプットが全然できていなくてとてもアレなので、ちゃんとやって行きたい。行きたい、なぁ…。

Yokohama.vim #9 に行ってきた

かなり今更感あるけど、Yokohama.vim #9 に行ってきたよ!

ここのところ全くブログが書けてないので、イベントの参加記事くらい書くか、という感じでめっちゃ遅いけど書きます。

第10回!

今回は #9 だけど、実は #0 からやっているのでついに第10回!めでたい。 いつものメンバーがいつつも、(たぶん)初参加の人とかもいたりして、新しい人が常に入ってくるのはコミュニティとして健全でよいですね。

基調講演

https://docs.google.com/presentation/d/1Kjt-GB9sAy0ViMMeF8–8KS7p2vAtd08u5MC_EiFHyg/edit#slide=id.pdocs.google.com

ujihisa さんの基調講演、のはずが、ujihisa さんから突然基調講演をやるよう無茶ぶりをされる。無理…。 今思えば、quickrun.vim の runner/job を見ながら job の使い方解説くらいはできた気がしたけど、とっさには思いつかなかった。瞬発力が足りない。

懇親会

他にも色々やった気がするけど、やはり間あけてはダメですね。記憶が…。 個人的には MacOS Sierra で使えなくなった Karabiner の代替として @tsukkee さんに教えてもらった Hammerspoon が収穫だった。設定が大変だけど、その分拡張性があって、これは気を付けないと無限に設定ファイルを書いてしまうタイプなので気を付けないといけない。

まとめ

最近は何やら開催日の決定に私の都合が反映されたりしていて、有り難いやら申し分けないやら。思えば今回は「何かできたらいいなぁ」と言いつつほぼ何もしなくて、あまり役割(?)を果たせてなかった感があるので、次回こそは。次も楽しみにしてます!