help と conceal

Vim 7.3 に追加された新機能に conceal と言うものがあり、これを使うとシンタックスハイライトされた要素の表示を消すことができる。対象自体がなかった文字のように文字が詰めて表示される。
これを利用して、Vim の help ファイルでは *hoge* の * や、|huga| の | を見えなくしている。なかなかナイスである。
しかし、Vimプラグイン作者で help を自分で書く場合はこれはいささかわかりづらい機能でもある。挿入モードに入ると現在の行の隠された文字は見えるとは言え、常に見えていた方が編集時にはわかりやすいと思う。


そこで、以下の設定を追加する。

" after/ftplugin/help.vim
if &buftype != 'help'
  if has('conceal')
    setlocal conceallevel=0
  endif
endif

これで編集用に help ファイルを開いた場合は記号が隠れなくて済む。
編集時の設定を追加したければ if &buftype != 'help' の中に書いておけばいい。

ちなみに私は目次を自動生成する :GenerateContents とか言うコマンドを書いてたりする。