VimConf 2024 を振り返る

去る 2024 年 11 月 23 日、VimConf 2024 が開催されました。

私は今年もスタッフとして関わりました。

Tiny と not Tiny

昨年の 2023 は縮小版の Tiny でしたが、今年は 2019 年以来の通常規模の開催となりました。

ここで Tiny と通常開催の違いについて簡単にまとめてみます。

VimConf Tiny VimConf 通常開催
開始時間 午後から 午前中から
ランチ(お弁当) なし あり
会場 アキバプラザ・セミナールーム1 (121席) アキバプラザ・アキバホール (196席)
チケット販売数 105 枚 176 枚
海外からの招待講演者 なし あり
発表者 運営からの声掛け 公募(CfP)
スポンサー公募 なし*1 あり
パンフレット なし あり
同時通訳 なし あり
ノベルティ マスク しおり

スタッフの立場から見て、特に大きな違いは招待講演者の有無と発表者の選定方法です。

VimConf は他の大型カンファレンスと比べると規模が小さいこともあり、CfP の採択はスタッフによる合議制で行われます。CfP の内容はもちろん、全体のバランスなども加味して採択しています。

採択の作業は 2019 年ぶりで、大変な作業ではありますが同時に楽しみな作業でもあります。当日の体験に直結するので皆真剣に意見を出し合って決定しました。不採択を決めなくてはいけないのも毎度心苦しいものです。参加した皆さんが楽しんでいてくれていると嬉しいです。

当日の様子

アキバプラザ

私は主に受付を担当していました。ずっとというわけではなく、適当に交代していたのでたまにセッションをチラ見したりしていましたが、セッションの内容はほぼ見られていません。動画で見返す予定なので楽しみです。

アフターパーティーでは、今年は昨年までとは違った取り組みがありました。それはズバリ、LT を開催しないこと。

昨年はアフターパーティーでも LT 大会が開催され、それなりに盛り上がりはしましたが、せっかくの懇親の機会なのに人と話さずに聞くだけで終わってしまっていた人もいました。 アフターパーティーでは他の参加者やスピーカーと交流をしてほしい、という思いから今年は LT はナシにしました。この試みはうまくいったように思っています。

反省会

宣伝が足りなかった

今回、残念ながらチケットは完売には至りませんでした。チケット代の値上がりなどもあり要因は様々あるかと思いますが、個人的にはもっと対外的な宣伝をするべきだったと感じています。

vim-jp 内ではそれなりにしていましたが、やはり内側だけでしていても限界があります。

アンケートが取りたかった

前述した通り、今回チケットは完売できませんでした。チケットだけの問題ではないですが、財政的な問題は常にあり、来年も同じ形式で開催できるかどうかは現時点では何も決まっていません。

今年の VimConf についてはもちろん、今後 VimConf はどうしていくべきか、どうなることが期待されているのか…参加者にアンケートが取りたかったのですが、アンケート項目を精査している余裕がなく結局できませんでした。簡単なものでもいいからやっておくべきだったか…悔いが残っています。

名札が入れづらかった

VimConf 側で参加者のアイコン入り名札を用意していますが、名札ケースのサイズがギリギリだったので名札を入れづらかったです。 事前に確認するのが難しかったとはいえ、参加者の皆さんには苦労をかけてしまいました。来年忘れないようにここに書き残しておきます。

来年に向けて

振り返ると今年の VimConf も大盛況のうちに終わったように感じています。参加レポートの記事もたくさん書いてもらえていて、見つけたものは全て目を通しています。ありがたいです。

来年がどうなるかはまだわかりませんが、今後も私にできる範囲で支えていければと思います。

最後に、会場に設置していた感想ボードの終了時の写真を掲載しておきます(個人的に撮影したやつ)。当日の熱が少しでも伝われば!

感想ボード

*1:なのになぜかあった