VimConf 2018 で Bram Moolenaar さんと会った話

2018年11月24日に VimConf 2018 が開催されてから、早いものでもう 2 週間経った。

2 週間経ってしまった…。2 週間…早い…。

このままだと私の VimConf が終わらないので、正直何を書けばいいのかわからないのだけど、なんか書こうと思う。

VimConf 2018 前日

今年の VimConf は色んな意味で、忘れられないものになった。

2018 年 11 月 23 日。若干の発熱により、私は寝込んでいた。翌日には VimConf が控えていると言うのに、ここに来てまさかの風邪…。 幸いにも辛さはほぼなく、微熱が主な症状。一日中寝て過ごすことになったわけだけど、この間にも様々なことを考えた。

症状がひどくなったら VimConf は欠席せざるを得ない。私は当日にするべきタスクを持っていなかった*1ので、最悪私がいなくてもイベントの開催には支障がない。とは言え半年以上かけて準備をしてきたイベント。しかも Bram さんと会えるまたとない機会。これを逃がしたら次はないだろう。Vim に携わる者として、多少無理を押してでも行きたい…。しかし Bram さんに会えたとして、私は英語が大の苦手である。言いたいことはほとんど言えないだろう。Bram さんが何を言っているのかも、聞きとれる自信がない。正直、その点で言うと会うのが怖くすらある。そしてもちろん、症状が回復したとしても病み上がりの身。周りには迷惑をかけることになるだろう。だとしても…。

VimConf 2018 当日

そうこうして迎えた 2018 年 11 月 24 日。体調は完調とまでは行かないものの、出かけられそうなくらいにはなっていた。後悔はしたくない。普段より厚着をして、あまり好きではないマスクを着け、意を決して家を出た。

予定より少し遅れて会場に着くと、すでに開場待ちの人達がちらほら。KoRoN さんに呼ばれてスタッフルームに入る。「Bram さんもう来ているよ。mattn さんと話してる」

本当にこの時が来たのだな、と思った。その後、まだ開場前のホールで、Bram さんと会った。私は名前くらいしか言えなかった。そしてたぶん、私のことなんて Bram さんは知らないだろうと思う。スタッフジャケットを着ていたので、かろうじてスタッフだということは伝わった気がする。握手してくれた。めっちゃドキドキした。

ただでさえない文章力が崩壊してきた…。えーと、ともあれ私は Bram さんと対面することに成功した。でもやっぱり何も話せず、懇親会も含めてこの日は Bram さんとはこれっきりだった。

VimConf 2018 翌日

2018 年 11 月 25 日。VimConf 2018 も終わり興奮も冷めやらぬ中、VimConf の裏イベント、vimthon が開催された。VimConf スタッフと一部の Vim 開発者、そして Bram さんを迎えてわいわい Hackathon をするイベントだ。当日の様子をまとめた Togetter がある。

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VimConf Hackathon

体調が悪化していたらキャンセルしようかとも思っていたが、幸いにもどちらかと言うと回復してきていたので、こちらも参加できた。

全員が揃ってしばらくしたところで、全員がそれぞれ自己紹介。中には簡単なものではなく、人によっては作ったもののデモなどをガッツリ、と言う感じの濃い自己紹介もあった。

座席の配置の関係で、最後は私の番。簡単に済ませることもできたのだけど…ここは少し勇気を出して、自分で作ったプラグインをいくつか紹介した。あまり多くの種類はデモできなかったけれど、どのプラグインを見せようかと選ぼうとした際に vimrc に書かれた私のプラグインのリストが画面に映り、これは全部私が作ったものだ、という話をした。

会の終わり際、Bram さんが帰る頃合いになった。別れを惜しみつつみんなそれぞれツーショット写真を取ったりした。その際に Bram さんに、「プラグインをたくさん作ってくれてありがとう」と言われた。多分。英語のヒアリングに一切自信がないけど、たぶん言われたと思う。本当に嬉しかった。

最高の体験

いつにも増して文章力のないただの日記になってしまった…。とにかく私は最高の体験をしました。

ここのところ Vim 活がまったく捗っておらず、いかんともしがたい状況が続いているので、Vim 活がんばろう。

おしまい。

*1:私に限らず、当日にするべきタスクを極力減らす方向でスタッフ全体で準備していた