quickrun.vim の隠し機能

help には載ってない quickrun.vim の隠し機能について説明してみます。
ちなみに help に載ってないのには一応理由があって、面倒くさいから正式な機能として公開する予定がないからです。つまり、今後予告なく変更される可能性があります。今のところその予定はないけど。

quickrun#run({config})

:QuickRun の関数版です。{config} には、b:quickrun_config などに指定する形式の辞書か、コマンドラインの引数に渡す文字列、もしくはこれらを含むリストが指定できます。リストの場合、重複して指定したオプションは後から指定したもので上書きされます。

quickrun#new({config})

quickrun#run() に似ていますが、すぐに実行せず、session オブジェクトを返します。session オブジェクトは help 内で説明されているものと同じものですが、主にモジュール向けの説明しかされてないのでこれまた隠し機能があります。

Session.run()

セッションを実行します。完了した後にもう一度呼べば再実行ができるようにしているつもりではありますがあまり保証できません。

debug オプション

quickrun#run() 経由で実行した場合、このオプションで設定した名前のグローバル変数にセッションを保存します。
ちなみに :QuickRun は quickrun#run() を経由します。
設定例:

let g:quickrun_config._.debug = 'quickrun_last_session'

使えるのかどうかはわからないけど、こういうこともできるよ、っていう紹介でした。