vital.vim について、近況をつらつらと書きます。
vitalizer の追加
vital.vim をプラグインへ組み込むことを vitalize と言い、これを行うものを vitalizer と呼ぶことにしています。
以前は vitalize.rb と言うのがあったのですが、この度 pure Vim script で書き直され、vitalize.rb は削除されました。
vitalizer は Vim プラグインで、vital.vim 本体をプラグインとしてインストールすると使えるようになります。
:Vitalize [options ...] {target-dir} [module ...]
{target-dir} がインストール先のディレクトリです。プラグインのルート(runtimepathの当たるパス)を指定すれば良いです。
module を指定すると、指定したモジュールとそのモジュールが依存しているモジュールのみがインストールされます。無指定の場合は全てのモジュールがインストールされます。
なお、一度インストールするとその時に指定したモジュールが記録され、再度同じところへインストールする際に module が未指定だった場合は前回のものが使われます。
あとの細かいところは :help vitalizer を見てください。
現状のモジュール
- Bitwise
- Data.List
- Data.OrderedSet
- Data.String
- DateTime
- Functor
- Locale.Message
- Mapping
- Prelude
- System.Cache
- System.File
- System.Filepath
- Web.Html
- Web.Http
- Web.Json
- Web.Xml
一部実用に達していない実験モジュールとかもあることを考えるとまだまだ少ないですね…。てかメンテナ不足すぎる。
今後の予定
Prelude の関数の整理
Prelude モジュールの関数は当初 unite の util からごっそり移植されたので、相応しくないものとかもあったりしてかなりごちゃごちゃです。
ここをなんとかして整理したいです。
個人的には、そもそも Prelude 要らないんじゃね? くらい思ってますが、まあそこは追い追い話し合ってみる感じかなぁ。
organization化?
vim-jp 辺りに移してはどうかって話が出てます。ujihisa さんが動けばすぐにでも実行されそうな予感。
個人的に追加したいモジュール
メモも兼ねて書いておく。
ynkdir さんの funlib をいくつか移植したいです。Random とかハッシュ関数系かなー。
あとは Vim 本体に絡むようなモジュールがもっと欲しい。バッファ管理系とか。
unite-tag に入ってる tags のパーサなんかもこっちに移したい。Data.Format.Tags とかかな。そうすれば unite-outline(NuOutline) なんかでも使えるんじゃないだろうか。実際使うかは別として。
ライブラリっぽいものは全部こっちに移したいくらい考えてます。github.vim も API 部分は vital にしてあっちは UI に専念したいくらいは考えてる。実行できるかはともかく。
以上
近況報告でした。メンテナが圧倒的に足りてないので、今ならやりたい放題できますよ!